(画像はタイトルとは無関係です)
はいはいをあまりしないという赤ちゃんのお座りのしかたが、とても不思議な雰囲気だったことに、わたしはモヤッとした記憶があります。 柔軟に動く背骨のおかげで、バランスをとりやすかったり、衝撃を逃がすことができたりすると思うのですが、いきなり勢いよく倒れたり、ころんだり、ぎこちない動き方をしたりする赤ちゃんの姿に違和感を覚えたのかもしれません。 当時は赤ちゃんの背中のかたさには思いがいきませんでした。 わにのように、匍匐(ほふく)前進するときから、背中は柔軟に動き、体幹を育てています。手足を使ってはいはいできるようになるころには、無意識にわたしたちは、背骨もなめらかに動かしています。はいはいが負担になるとすれば、それは背中のかたさと無関係ではないと思うのです。 腕や脚だけで前にすすもうとすると、操作性が悪いというか、はかどりません。鉄板を背中にのせて這うとイメージしてみてください。なんかやる気が失せませんか? はいはい以外の移動手段のほうがましだからと、いきなりつかまり立ちして伝い歩きになってしまうのかもしれません。 コアの筋肉が育つ前に、不要な刺激によって、まわりがかたまってしまう弊害だとわたしは思っています。
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