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執筆者の写真純子 加地

暮らし方と体幹の発達

戦前の日本人は鋼のような軸をもっていたときいたことがあります。 正座のための立ち座りの動作、しゃがんだ姿勢で洗濯・火起こし・農作業、這い這いの姿勢で床のふきそうじ、腹筋と背筋を使うふとんの出し入れ、下駄やぞうりの「はなお」を足指ではさみながら歩くこと、和式トイレで用を足すたびにスクワット、、それが当たり前の暮らし方でした。 思いつくことを列挙するだけで、必要な動きを通して体幹が鍛えられ軸の強さが維持されていたんだなあと思います。

わたしの親世代(昭和初期生まれの80~90代)は、長期間、昔の生活様式を続けていたせいか、しっかりされているように見えます。92歳の父は、いまだに畑をやっています。 布ナプキンの講習会のときに、紹介された本があります。「昔の女性はできていた」という本です。 明治生まれの女性たちは、月経血コントロールは当たり前だったといわれていました。女性たちは子宮口を締めておいて、トイレで経血を出せていたから、小さな綿を股に挟む程度で、生理用品が不要だったそうです。 そのころにもどることは難しいかもしれないけど、あかちゃんのときは一番のチャンス。いかに



自由に体を動かせるように配慮する、階段や段差など負荷がかかるものに対する意識を変える、環境の中で働きかけられることはたくさんあるように思います。

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